丸棒のコートハンガーを作る

コートハンガー、丸棒

 木と真鍮の丸棒を使ったデザイン

DIYでコートハンガーを作る<Part 2>です。今回は簡単なペグも自作できるよう丸棒を使いました。真鍮は木との相性がよく、加工もしやすいです。ジグソーとドリルがあればOKです。簡単な金属加工ができると木工品であっても作るものの幅が広がります。よく使うのは丸棒、パイプと薄板です。

学校で勉強したときはネジもすべて真鍮製を使いました。伝統というか、スタイル(様式美)なんですね。今はステンレスのタッピングビスを主に使いますけど、見えるネジは真鍮のマイナスネジが一番素敵です。

Part 1では本体の作り方が中心でしたけど、こちらでは壁への取り付け方を説明しています。フレンチ・クリートには色々な利点があります。金物を使うより一手間かかりますけど、重いキャビネットでも一人で施工できたり、ただの桟木ですから間柱に合わせてネジを打つ位置を自由に決められます。そして何よりも納まりの良さですね。

Shakerといえば、壁に端から端までの長さのハンガーを取り付け、衣類から小物、椅子まで吊っていたことで有名ですけど、どういった方法で壁につけていたんでしょうね。資料写真では表にネジも釘も、ダボ埋めも見えません。美意識のとても高い人たちですから秘密があるに違いありません。

考えられるのはペグに工夫をしてネジや釘を隠すことでしょう。調べてみたら、ペグの取り付け部、ホゾとホゾ穴にオスメスのネジ加工をして、後付けできるようにしておき、そこで金物を隠したようです。さすがとしか言いようがありません。

DIYで作るきれいな納まりのコートハンガー<Part 2>
coat rack using dowels

型紙・テンプレートはkikikuma store でダウンロードできます。

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