今年もよろしくお願いします。

正月、お節

 新しい年が始まりました。

2021年は色々とありました。個人的にはそれまで想像もしていなかった動画の収録とYouTubeデビュー、そして新ブログの開設ですね。

静止画には長く携わってきました。動画を始めて見ると、基本は同じでもアウトプットの違いからくる撮り方や見せ方は全く別物なのだと気づき、とても面白く思いました。ただ、色に関してはシビアでどうしたらいいのか検討もつきませんでした。

動画は静止画と違って連続した絵を撮り、それをいくつもつないでいくものなんですね。だから光も連続しているか、連続しているように撮らないといけません。これが大事なんですね。動画を撮るといっても色々な状況 設定があると思うのですが、kikikumaは「工房という環境でミックス光、主題はものの作り方をわかりやすく伝える」ということになります。これは少し特殊なのかもしれませんけど、どうやって光を調整するのかは調べても答えが見つかりません。

光のソースをどうするか・・やはり窓から入る自然光は作れない光なので、一番大事だと思うのです。木という材は自然光でこそ輝くと思います。ただ光量が足りないので工房では蛍光灯を使わざるを得ません。しかしそれが光を大きく変化させてしまいます。

当初は「仕方なし」と思っていましたが、どうにも色調整がうまくできず、照明のことを考える必要が出てきました。強い照明ですべてをコントロールするのがベストなのでしょうが、機材は少なくしたいですしね。

結論は「蛍光灯を高演色のものに取り替える」でした。11本買いました。いつも使ってきたものの倍くらいの値段ですが、道具として考えれば差したものではありません。そして効果てきめんです。色はとてもナチュラル。普通の蛍光灯は緑に強く傾きます。それ故赤味が減ります。木の色を思えばおかしな方向になっているのです。

よく考えれば動画撮影にかかわらず、色味を見ながら判断することが多い仕事なのに気づいてなかったんですね。いまさらですが、工房の照明には高演色蛍光管をオススメします。うーん、木工作業には影響しませんが、作るもののトータルの仕上がりには違いが出ると思います。蛍光灯ってなんか味気ないイメージですが、光量と色味、コストを考えたら最高のソースなんですね。もちろん、動画を撮るならすぐにポチりましょう。

さて、今年のkikikuma studioは次のステップに進みます。「基本技術」という意味ではまだまだシェアーしたい内容があるのですが、「作る、作りたい」という気持ちこそがDIYの原点なのでそれをメインにしていきたいです。更に別のプロジェクト「チャンネル」も始めます。そうですね・・たき火のような・・「ものを作る様」を見ていただく感じです。

本年もよろしくお願いします。

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