初めてのホールソー

ホールソー インパクト

 ホールソーって、家具製作では使う機会がありませんでした。

木工であれば、ある程度の径になるとフォスナービットが選択肢になります。特徴は精度のよさとザグリができることですが、ボール盤で使うのがベスト、手持ちのドリルとなると相性がいいとは言えません。特に合板が難儀かな。ザグリが必要ならフォスナービットを選びますが、貫通穴であればホールソーという選択肢がありますね。いままで必要だと思ったことがなくて使ったことがありません。

今回ジグを作るのに手持ちで35mm径の穴を開けるという課題があったので、使ってみました。

とその前に・・えーと、どれ買えばいいのかなと調べてみました。まあ、お安く、よく切れるものがいいですよね。たどり着いたのでこれです。

LENOX インパクトシャンクバイメタルホールソー

1700円くらいかな、同径のフォスナービットよりもちょっとしますけど、これは刃が交換できるタイプなので先々別の径がほしくなったら刃だけ買えばいいのでちょっとお得です。

選定の際に困ったのはLENOXの仕組みというか刃と軸の組み合わせが色々とあってよくわからなかったんです。軸(アーバー)の方はざっくりいうとドリルチャックのくわえ部分が太軸13mmと細軸10mmがあります。これも画像だけで見るとインパクトドライバーに付きそうな形状ですが違う物なので、理解するのに時間がかかりました。そして13mmだとドリルのチャック能力が10mmまでが多いからくわえられない場合があります。ホールソーは金属に穴開けする道具だから色々ゴツくなってるんですね。木工なら10mmでいいわけですが、インパクトドライバーにも付けられたらいいよねー・・と思ったり。

探したらあったんです。インパクトシャンク。

これ多分、日本向け限定商品です。LENOX、アメリカ製なので海外のサイトも見ていたのですが、インパクトシャンクは本家サイトにもありませんでした。通販でも見つからず。

「ああ、日本の設備屋さんから要望が多くて作ったんだ」と思いました。いわゆる金属加工ではなく、住宅設備の工事で穴開けする際によく使われているようで、その需要が多いんでしょう。色々調べていたら設備工事用の道具を扱っているお店のサイトで詳しい情報を見つけましたからね。

で、「インパクトの打撃は与えないでください」と書いてありました。インパクトシャンクなのに・・まあ、いいんです。スリーブにも付けられたら便利なんで。インパクトドライバーで実際使うと・・35mm径だと抵抗があって、すぐに打撃になります。使いにくいので普段はドリルドライバーで使うことにしました。

合板の穴開けも楽になりました。たまにしか使わないけど、新しい道具は楽しいし、勉強になりました。めでたし。

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