自作バークランプを作る

自作バークランプ

板矧ぎに使ったバークランプの補足記事を忘れていました。クランプっていくつあっても足りない、でも予算的には後回しにしたいもの・・特に出番が少ないバークランプは自作が一番だと思います。もちろんバークランプは板矧ぎ以外でも使いますからね。有効長800mmくらいのパイプクランプを1-2本持てたらいいんですけどね。

さて、板矧ぎ用のクランプ、バークランプについて。色々あるんですけど、便利そうな子は意外とうまくないんですよ。板矧ぎには上から押さえて、両端からクランプするという2つの作業があります。これを同時にやってしまおうという商品もあります。アイディアはとてもいいんだけど、上からの押さえは板の中心に力をかけたいんですね。ここがうまくいかないかな。ということで上押さえとクランプは別体がいいと思ってます。作業の様がなんか物々しくて格好良くはないんですけどね。

あと、Fクランプがいっぱいいるじゃん・・という突っ込みどころがあります。今回7本使ってます。確かに多いですね。でも板矧ぎするDIYerはもう初心者様ではないですよね。次のステップですから。Fクランプはいくつあってもいいもののひとつ、取り敢えず4本から始めた人もあと4本長さ違いとかを増やしてチャレンジしてくださいね。ちなみにkikikumaはいくつクランプ持ってるかもうわかりませんけど、長さで言えば20cmから60cmまで。で一番多く持っていて、実際によく使うのは30cmかな。長からず短からず。

自作バークランプのいいとろがもうひとつあります。下の押さえを兼用しているのがポイント。金属のバーと違ってと違って、押さえとクランプが同じ位置にかけられるし、押さえが1本少なく済む。

でパイプクランプのことも少し・・確かにいいんですよ。もうかけられる圧が違います。グイグイ締め上げることができます。でもちょっとお高いです。1本4千円くらいね。バークランプとしてはとてもお安いのだけどね。どれくらいの頻度で板矧ぎするかですよね。家中の家具を作る気ならお得かも。テーブル天板まで作る気なら80CM幅はほしいからクランプの有効長は90cmかな。キャビネットまで考えたらもっと長い物が必要になるけど・・めったに使わない長さだからジョイントにはネジdeクランプを使えば必要ないかもね。いずれにしても使う頻度はFクランプに比べるとかなり低いです。だから1x4で板矧ぎするだけなら自作クランプで十分でしょ。

で、職人さんは押さえなんて使わないよって・・昔ながらのハタガネを使って作業してます。それは製材とはぎ口の加工が上手にできるという前提があるから。接着作業の際のコツもあるし、かなり上級テクニックですよ。DIYでは押さえを使った方がいいですね。誰でも失敗しにくい方法です。この場合でいう失敗とは目違いが大きいとか大きな反った板ができちゃうということ。押さえでこれらを最小限にするという考え方。この方法は30数年前に習ったままです。一時期、より楽に確実にできる方法はないかと模索しましたけど、見つかりませんでした。既に試されたベストな方法の中のひとつですから、自分はもうこれでいいと思ってます。

すべてのDIYerにオススメします。

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