さあ、ついに来ましたよ。ほぞ組みです!ダボ継ぎもそろそろ極めたしなあ・・というあなたに朗報です。
ダボ継ぎはドリルとちょっとした治具だけで簡単にできるのがいいですね。箱物にも枠組みにも使えて便利。DIYなら最強かな。ま、でも材が薄くなると繊細な作業になってくるからね。材厚が10-12mmだと4mmのダボかな、精度良く組めないと目違いとか気になってくるかも。そこで箱物なら雇い実を使うジョイント、枠組みならホゾ組を考えことになるのね。もうひとつはテーブルなどを作るとき、脚に使うジョイント・・ここは大きな負荷がかかるのでダボ継ぎよりも長期の信頼性のあるほぞ組みを使いたい。ダボ継ぎでもいいけど、よりよい選択肢になります。
今回は雇いホゾを使ったほぞ組みの紹介とそれを可能にする治具。伝統的なホゾ組よりも簡単で目違いも出にくい。DIYはこれで決まりかな。
ちなみに伝統的なホゾ組との違いがあるとすれば、これも長期の信頼性かな。雇いホゾは接着剤でつなぐイメージで伝統的なホゾ組は機械的につないでるイメージ。でもDIYで細かいことにこだわる必要はないですよ。もちろん伝統的なホゾ組をやってみたいという人はそれでOK。チャレンジングで面白いと思います。手道具を使うのと同じでそれぞれの楽しみ方がありますからね。
ほぞ組みですが、これは中、上級者の選択肢です。箱物には蟻継とか更に上級な組み手があるけど、枠組みだとほとんどの場合がほぞ組みです。もちろん簡単に見える組み手もそれぞれに奥が深いのでマスターするには時間と経験が必要ですけどね。それは続けていく楽しみだと思います。まずは「ほぞ組み・免許皆伝」の称号を手に入れてください。
今のところ納得の治具です。まあ、明日には新たな何かを思い付くかもしれないけど。試行錯誤の末なので使ってみてください。
構想は2年くらい・・いつものことね・・頭の中には30年前に見た治具がありました。でも考えている内に違った形になりました。YouTubeでも近年の治具を勉強。色んな治具ありますね。それぞれの工夫が面白いです。ただkikikuma的には実用第一なのでちょっともの足りないなあと思いました。もっとシンプルにしたい、また思い付くすべての加工状況に対応したい。意外だったのが面にホゾ穴を切ることを想定してないものが多いこと。この加工は割合で言えば少ないけど、あるあるですし、特にDIYだと必要だと思うのね。そしてストレートガイドを併用する治具だということ。これは30年前のスタイルかな。今はテンプレートガイドを使うのが主流みたい。でもねストレートガイドの方がシンプルな設計になるし・・加工面がよく見える・・これめちゃ大事。テンプレートガイドを使うと加工状況が見えない!って思ったことありますよね。切り粉の排出もしやすいしね。まあ、逆に欠点と言えばストレートガイドが必要なこと。大きなルーターだと結構お高い。なので実は持っていなかったんですよ。急遽自作しましたよ。泥縄でーす。いつかシェアしますね。
それと面白い治具専用クランプが発売されていました。発想はいいけど、うーん・・と思う部分とコストがね。そして合板クランプでいいじゃないとなりました。どんな治具もワークを押さえる必要があります。治具とはクランプすることでもあるんですよ。あってよかった合板クランプ!
では次回はこのホゾ穴加工治具に乗せて使う「より伝統的なほぞ先」を切る治具です。お楽しみに!
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