棚、どうやって作る?作り方、計画のポイントとコツ

 

飾り棚、本棚、作り方

棚はとてもシンプルな家具です。デザインに凝ることもできるけど、収納として考えれば箱に棚板が付いていればいいわけです。ちなみに、ここでいう棚とはFreestanding shelfのことです。自立した家具としての棚のこと。それでもすごく簡単なプロジェクトかというと・・それなりに準備しておかないとうまく作れない。本棚は特にそうです。本は数があるととても重くなります。本棚は強度が必要なので、考えることが色々ありますよ。

さて、棚をどうやって作る? 動画の方では簡単に作れる棚、4つのポイントを説明してます。で、棚の計画を別の角度から見て・・

1.作り方
2.大きさ
3.強度

の3つで考えてみます。1の作り方はネジ止めでもOKです。もうネジを卒業したい人は「雇い実を使うジョイント」がオススメです。そしてジョイントを使う際は組み立てにクランプが必要ですが、長いクランプなしで組み立てる方法があります。ネジdeクランプ

ネジ止めで小さな棚、腰掛けを作る方法はこちらの動画で解説しています。うーん、ちょっと前の動画だから、簡単組み立て治具の動画を一緒に見てください。組み立て工程がすごく楽になりますよ。

次に大きさ。これは好きな、必要な大きさでいいですけど、大きくなればなるほど組み立ての難易度が上がります。60cmx60cmよりも90cmx180cmは考える以上に大変ですよ。ですからいきなり大きいものを作らずにほどよい大きさから始めた方がいいですよ。何か作る度に経験値が上がり、次のチャレンジが楽しくなりますからね。

最後は強度。これは2回に分けて説明します。今回は基本の考え方と作り方です。次回は強度を上げる方法を解説します。棚も基本は箱です。四角い箱だけだと強度はそこそこです。それに棚板を数枚入れて固定すると強度が上がります。飾り棚ならこれで十分。可動棚にしたいときは四角い箱の状態で十分な強度を出してあげます。4隅の接合をしっかりすることです。ネジ止めなら本数を増やす、接着剤も併用した方がいいですね。ジョイントを使うのがベスト。ダボ継ぎでも雇い実でもOK。

今回は電気カンナ治具を使って材料の平面出し作業もして、手ガンナを使って仕上げて作りました。kikikumaらしい作り方を見てもらいました。そろそろ初心者を卒業したい皆さんの参考になればと思います。

手ガンナ使えないし、持ってないし・・という方も多いかな。でもね。カンナは面白いから試してほしいなあ。お金も時間もかかるけど、その価値はあります。DIYも一通り作ったら鉋にはまってみるのもいいかもしれない。

kikikumaはもう30年以上木工やってます。鉋はずっと使ってきたけど、ほぼ独学。だから時間がかかった。心地よく使えるようになったのはここ10年かなあ。でも、まだ勉強中。未だに謎が多い世界。でもね。これはYouTubeのなかった時代のお話し。多くのマスターたちが動画を上げてくれてます。ひとつずつ勉強すれば使えるようになると思う。数年はかかるかもしれない。でも数十年じゃないからね。きっと楽しいと思う。

鉋の始め方を記事にしようかな。動画はまだまだ時間がかかりそうだから・・お世話になった先生は鉋名人です。取材に行く余裕が出てきたらまた別の世界が広がるんだけどね。

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